【大人のペン字講座・ひらがな編vol.65】おはようございます!昨日は保護者会が終わり、今年度の新役員さんも決まりましたね。私は今年はじゃんけん負けでできず。ま、ちょっと休憩した方がいいかなーとも思っていたのでちょうど良かったかな
朝から作品作りに郵送準備をしたり、今月は大きい作品も書く月なので慌ただしい。。
さて金曜の今日は大人のペン字講座・ひらがな編。
源氏物語の中に出てくる夕顔のうた。「心あてに それかとぞ 見る白露の 光添えたる 夕顔の花」
(あなたは噂に高い光源氏の君でしょうか。)夕顔に付いている白露の光は、光源氏を表しています。

夕顔というのは夏の夜に咲く花。
花言葉は「夜」「儚い恋」「罪」
和名の夕顔(ユウガオ)は、夕方に開花し翌日の午前中にはしぼんでしまうことが由来しています。
ウリ科の夕顔の実を細長い帯状に剥いて乾燥させたものが干瓢(かんぴょう)になるんだそうですよ!
知らなかったーー!!
この和歌を読んだことでのちにこの女性は夕顔と呼ばれるようになり光源氏に愛されます。
書いてある文字を見ると読みにくいですよね、、漢字があてて書かれています。
「こころあて尓 礎れ可と曽 見る白露乃 ひかりそへ多る 夕か保能花」
戦後からひらがなは一種と決められ、私たちは一つずつしか習いませんが、昔はたくさんあてる字が存在しました。
昔の人はそれを上手に使いわけ表現していたのですね。すごい。。
こんな話をした後には、筆で書きたくなりますが、金曜はペン字講座です。

この句のなかの「ひかり」を大きく載せました★
「ひ」は表現がしやすいひらがな。今日のはふっくらめで優しい感じ。
こんなところからも、その方の優しさ、可愛らしさを光源氏は感じ取ったのではないでしょうか。
昔の人は和歌を贈られたら和歌で返す、なんて風流なことをやっていたわけです。
枕詞や掛詞など、即興で作ってしまうとかすごすぎる!!
ただ読むだけではなくどの字をあてて書くかによってもバランスが違ってきてぱっと見、全く違うもののように見えるのです。
この「ひかり」だっていろんな表現ができたはずなのにあえてしてない。書き手の意図するところが見えてきますね!
さて今日も朝から稽古です!頑張りましょう