【大人の筆ペン講座・ひらがな編vol.63】おはようございます!6時過ぎにゆっくり起床なんて久しぶりかも
最近、お休みだったからか気が抜けてて頭痛やら体の不調が・・・
寝るのが一番!と思ってたくさん寝たら、今日はスッキリ目覚めです
日曜日の今日は一日手本書きと作品作りの一日になりそうです!頑張らねば
さて、今日は大人の筆ペン講座ですが、はじめにちょっと昔のお話から。
結婚が政治に結びついていたというのは今も昔も変わらずですが、昔の高貴な女性は姿を見られてはいけないということから、世の男性達は御簾ごしでしか話すことを許されておらず、そのため女性は御簾の下から長い髪や着物の裾を見せてアピールしたようです
平安美人の条件は①身分が高い・家柄が良い
②サラサラの長い黒髪
③和歌が上手(教養がある)
④声が可愛い
①〜③はわかりますが、まさかの声が可愛いって。。。
でも確かに顔が見えない以上、判断材料はそこしかないですよね(笑)
じゃあ、平安美男子の条件は?といえば、、
①身分が高い、家柄が良い
②和歌が上手
③舞ができる
④笛などの楽器がひける
となっており、容姿に関しての条件は全く入っていませんでしたw
やはり、できる人が伸びるしモテる世の中か。
恋愛と結婚のプロセスを見ても、和歌が上手なことがかなり重要でした。
風流であることがモテる条件の一つだったんですね〜今でいうロマンチックな男性というところでしょうか。
まず、好きな女性ができたら、男性から女性に手紙を送ります。
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女性の身の回りのお世話をする女房と呼ばれる人が、和歌のセンスをチェックして、本人の代わりに和歌を送ります。
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それから本人同士の和歌のやりとりが始まります。
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女性の身内の了解を得られたら男性は夜に女性のもとを訪れることができます。
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デートの後のお礼の手紙にあたる「後朝(きぬぎぬ)の歌」をなるべく早く届けるのが良いとされていました。
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三日連続で男性が女性のもとへ通うことが、男性の結婚の石を表すことになりました。
こうして見てもお礼の手紙、、今だったらお礼のメールとかが大事なんだなーというのが伝わります
和歌でセンスをチェックされる時代ですから、判断材料の中にはもちろん文字の美しさも含まれていました
出世するために文字を習う時代でした。
そんな時代に生きた、世界三大美女の一人と数えられる小野小町の歌を筆ペンで書きました!
「花の色は移りにけりないたづらにわが身世にふるながめせしまに」
本当はちゃんと筆で書くものですが、手軽な筆ペンを使って書いています。
筆ペンは墨付けをしないのでどうしても単調になってしまいます・・・。
少し工夫が必要になります。
はじめからしっかりやろうと思うと大変だし続けるのが大変になってしまうもの。
あるものを使って工夫してやってみることも大切。
違いが色々わかって、筆での書き心地の良さを実感できていいものです。